【ERICCO BOOK PROJECT とは?】

「絵が苦手でも絵本を作るには?」というところから全ては始まりました。私たちにヒントをくれたのは、子どもの頃から慣れ親しんだ、エリック・カール氏の絵本「はらぺこあおむし」。彼の作品で用いられているコラージュ(貼り絵)技法は、『誰でも』簡単に味わいのある絵が作れてしまう魔法のような技法で、年齢や国籍を問わず楽しむことができます。

私たちのワークショップは、そのコラージュの素材となるカラペ(コピー用紙に絵具等で好きなように色や模様をつけたもの)をみんなで作るところから始まります。それをシェアしあって絵や絵本を作り上げ、発表するという一連のスタイルが「ERICCO BOOK PROJECT」です。

カラペをみんなでシェアすると、自分の作ったカラペが、誰かの作品に使われます。
『自分のカラペを、あの人が気に入って使ってくれた』これが、子どもはもちろん、大人でも、想像以上にうれしいことなのです。

また、みんなのカラペを見ていると、感性の違いに驚きます。

カラペには、うまいとか下手とか優劣が存在しません。

どんな色をつかっても、どんな模様をつけても、ありのままの感性の表現が認められる。そこには絶対肯定の世界が成り立ちます。

このワークショップから得られる感動がSNSや口コミで広まり、これまでに200冊以上の絵本が誕生しています。

★対話形式で読みやすい!こちらのインタビュー記事もご覧ください★

■共通のストーリー

オリジナルの「たからもの」という1つのストーリーに、それぞれが思い描いた絵を付けていくことで、十人十色の絵本が完成し、作る過程も、出来上がった作品も、プレゼントとして家族に贈ることも、作品を発表しあった時間もすべてが本当の「たからもの」になりました。そして、1冊の絵本が、結果として日ごろ素直に伝えることが難しい家族への愛情表現となり、たくさんの感動を生みだすことに成功したのです。また、子供の健全教育にママの精神安定は不可欠です。子育て中のママが外に出る場の提供や、育児に追われ塞ぎがちな気持ちを切り替えるツールとしても価値があります。この活動を通して、身近な人だけでなく、たくさんの親子関係や家族関係の絆構築のお手伝いができ、また、子供たちにも年齢に合わせたストーリーの絵本を作ってもらうことにより、芸術を振興する活動、子供の健全育成や情操教育にも役に立てています。

■作品発表会

私たちは、出来上がった作品を発表しあうことも大切だと考え、必ず発表会をします。価値観や感性の違いを認め合うことで自己肯定感へとつながり、これからの時代に不可欠なプレゼンテーションの練習の場としても高い価値を見出しています。

■相互理解は世界平和につながる

これらの経験を通して、よりたくさんの方のコミュニケーションに役立つツールになるのではないか、言葉の壁も超えられるのではないか、そんな思いから身近な人とのコミュニケーションはもちろんのこと、世界平和へとつながる活動に発展させていきたいと考えています。

■いろがみオーディションで多様な感性をキットに封入

キット商品の中には10枚の「カラペ」が入っています。そのカラペは「カラペオーディション」という公募形式で集まったもの。年齢や国籍を超えたたくさんの方に自由な発想のカラペを応募いただき、それを選考した上で商品に採用していくスタイルをとっているので、さまざまな感性を詰め込んだ、そして毎回全くイメージの違う柄の商品の発売に至っています。このことが「みんなちがってみんないい」をボーダレスに示していくことができていると自負しています。これまでの「カラペオーディション」には、2歳から97歳まで、韓国やアメリカ、ポーランド国籍の方など8ヵ国の方に参加していただきました。今後もこのオーディションスタイルは継続していく方針で、たくさんの方を巻き込んで進んでいきます。

■感動を伝える公認オーガナイザー制度

この活動を広めてもらう「公認オーガナイザー」を募り、ワークショップのノウハウと、活動に必要なブランディングツール、ワークショップで使用するキット商品を提供しています。現在、北海道から神戸まで、各地に公認オーガナイザーが誕生し、少しずつ活動の幅を広げています。
オーガナイザー同士、活動内容を報告しあったり、疑問点や課題が見つかるとすぐに共有して、つねにワークショップの質の向上をめざし話し合いがなされている、「自分たちで良くしていく」という気概に富んだオーガナイザーたちのコミュニティーが育まれています。

■つながるご縁から、得られた確信と、広がる可能性

イベントでこの活動を知ってくださったご縁から、長野県の郵便局長組合様に招致いただき、日ごろはあまり笑顔を見せない局長さん達を笑顔に変えるワークショップを実現させ、幅広い世代にも受け入れられると確信しました。この時の参加者の方にご尽力いただき、郵便局内でのワークショップの予算確保に動いていただいています。

その後、介護付有料老人ホームでのワークショップの開催で、ご高齢の方にも十分に楽しんでいただけること、発達障害の子供達の放課後デイサービスでは普段見せない才能を発揮してもらったこと、に新たな可能性を学ばせてもらいました。

また、宇都宮美術館のミュージアムショップに置いていただけることとなり、アートを手軽に自分の手で楽しむことができるキット商品として販路拡大を目指しています。

【事業概要】

「絵本キット」「カレンダーキット」「ポストカードキット」という補助ツールを使い、コミュニケーションに悩む現代の人々へ、公認オーガナイザーによるワークショップを介して、「みんなちがって みんないい」という絶対肯定の世界を伝えていくプロジェクト。  

【事業内容】 

主に貼り絵を用いた作品やオリジナル絵本の制作を通して、親子や家族の絆構築支援や子供の情操教育を目指す。 

また、自治体や地域の方々と連携をとり、地域コミュニティに参加し盛り上げていく活動を行う。 

そのためのツールとして「オリジナル絵本キット」「ポストカードキット」「カレンダーキット」「カラペセット」等の補助ツールの販売も行う。

【沿革】

2016年4月 栃木県宇都宮市にて活動スタート

2016年9月 第1期生絵本作りWSスタート 

2017年1月 第2期生、第3期生絵本作りWSスタート 

2017年2月 第一回カラペオーディション開催 

2017年4月 第4期生絵本作りWSスタート 

2017年5月 手作り絵本キット第一作「たからもの」発売(第一回カラペオーディション採用作品入り) 

2017年8月 県外初の出張WS(静岡県)開催 

2017年8月 第二回カラペオーディション開催 

2017年9月 第5期絵本作りWSスタート 

2017年10月 第三回カラペオーディションを公募形式で開催 

2017年11月 長野県郵便局長組合様招致による約120名の出張WS開催 

2017年11月 ポストカードキットvol.1発売 

2017年11月 手作り絵本キット第二作「いろいろせかい」発売(第二回、第三回カラペオーディション採用作品入り) 

2017年12月15日 NPO法人 ERICCO BOOK PROJECT設立 

2018年3月 第四回カラペオーディションを公募形式で開催 

2018年4月 公認オーがナイザー制度開始 

2018年5月 手作りカレンダーキット発売 

(第四回カラペオーディション採用作品入り) 

2018年6月 宇都宮美術館 ミュージアムショップでキットの販売開始 

2018年7月 カラペセット発売 

(第四回カラペオーディション採用作品入り) 

2018年8月 放課後デイサービスにて知的障害のある子供を対象としたワークショップ開催 

2018年9月 宇都宮美術館ミュージアムショップにて初となるイベントを開催。(ERICCO特設コーナー設置 (2週間)・キットを使った体験会実施)